
このたび、令和7年6月22日に開催されました「第14回定時総会」において役員改選が行われ、4期8年務めさせていただきました長野県理学療法士会会長を退任する運びとなりました。
微力ながら会の運営に尽力してまいりましたが、こうして無事にバトンを渡すことができましたのも、ひとえに会員の皆さま、関係各位のご理解とご協力のおかげと、心より感謝申し上げます。
振り返りますと、この8年間のうち5年間は、新型コロナウイルス感染症によって、思うような活動ができず、もどかしさや苦しさを感じる日々が続きました。また、2019年には台風19号による千曲川氾濫という未曾有の災害にも見舞われました。長野県理学療法士会として初めての災害支援活動となったこの出来事は、今も私の中で深く印象に残っています。何をどうすればよいかわからない中で、日本JRATの皆様の支援を受けながら、手探りで活動を重ねました。夜遅くまで長野市内で残務をこなし、飯田に戻っては仕事の調整、そしてまた早朝に長野へ向かうという日々は、体力的にも大変厳しいものでしたが、理学療法士として、そして会の代表として、今できることに精一杯取り組んだ日々だったと思っています。
現在、会員数は2,200名を超え、理学療法士会も大きな転換期を迎えています。これからの会には、これまでとは異なる視点と柔軟な発想が求められる時代となってきました。
今後は相談役として、一歩引いた立場から会の発展を見守ってまいります。
なお、後任の会長には、副会長としてこれまでともに活動してきた林有理氏が就任いたしました。長野県理学療法士会として初の女性会長の誕生です。林新会長のもと、新たな時代を築いていく長野県理学療法士会に、今後とも変わらぬご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
8年間、本当にありがとうございました。
令和7年7月
一般社団法人 長野県理学療法士会
相談役(前会長) 佐藤 博之